はじめに
Spacemacsを使い始めた。
今、エディタはTypeScriptはVisual Studio Code、JavaはIntelliJ IDEA、その他はVimを使っている。 IDE系はいいとして、Vimの後釜として使い始めた。
VimはVimで気に入ってるのだが、いろいろ設定しないといけないのがめんどくさい。 ほとんどカスタマイズはしない方なのだが、それでもめんどくさい。
設定するのが楽しいという人もいるとは思うが自分はそこに楽しさを見いだせないので、とことん自分好みにカスタマイズするよりはデフォルトでいい感じになってるものに自分を合わせていくほうが良い。
というわけで、標準でいい感じらしいというSpacemacsを使ってみることにした。
そのうちシェルもzshからfishに乗り換えようかと考えている。
TL; DR
- Vimと同じ感じで使える
- インサートステートから素早く
fd
押下でノーマルステートに変わるのが良い - スペースキー起点でいろいろできるのが良い
- デフォルトである程度いい感じに使えるっぽい
- 調整は必要っぽい
インストール
SpacemacsはEmacs上に実装されている。
それEmacsじゃねーのという感じだがまったくそ通りで、便利設定をパッケージングして名前をつけたものっぽい。
なのでSpacemacsは~/.emacs.d
として配布されている。
インストールはEmacsをインストールしてsyl20bnr/spacemacsを~/.emacs.d
にgit clone
する。
Emacsを使うのは高校時代以来でめちゃくちゃ久しぶりだ。
初期設定
起動はやはりemacs
コマンドを使う。
emacs
コマンドで最初に起動すると3つの質問とそれぞれの選択肢が表示される。
- 編集スタイルは何がいい?
- Vim / Emacs
- もちろんVimを選択
- Spacemacsのディストリビューションは何がいい?
- Standard / Minimal
- めんどくさくないのが一番なのでStandardを選択
- 補完フレームワークは何がいい?
- Ivy / Helm / None
- よくわかってないが、新しくて軽いっぽいIvyを選択
これらをそれぞれ選ぶと、Spacemacsが依存しているパッケージがダウンロード、インストールされる。 インストール後、ショートカット一覧といくつかチュートリアルへのリンクが表示される。
Evil Tutor
EvilはEmacs上でVimを再現するというなんとも悪そうな拡張である。 SpacemacsでもEvilを使ってVimの操作性を再現している。
Evil TutorはEvilの使い方を説明するチュートリアルで、まぁVim Tutorと同じものだ。 Vimに馴染みがある人はスキップしてもいいと思う。 全部で30分ぐらいかかる。
通常のEmacs画面からEvil Tutorを起動するにはM-x evil-tutor-start
とすればいい。(M-x
はAlt + x
)
自分の環境では初回だけM-x
のあとにスペースキーを押す必要があった。
ちょっと書いてみた
ちょっとだけRubyとGoを書いてみた。
- go-modeやruby-modeは
.go
、.rb
を開いたときに自動でインストールされる - 書き心地は良い
- タブ補完、コメント補完は調整が必要
- Rubocop用の何かは入ってるっぽいけど使い方がわからん
- gofmtはやってくれるけどgoimportsではない
感想
評判通り、最初からVimっぽいしVimのめんどくさいところをある程度やってくれてる感があって良い。 そもそもEmacsがよくわかってないのでそれに慣れる必要はあるが、最初の手触りはいい感じなのでしばらく使ってみたい。